中国語を話せる人生の時間の長さを長くしよう
中国語の勉強について質問が来たので回答していきます。
考え方を知って欲しいので少し話題が派生します。

こんにちは。台湾の音楽やドラマについての質問です。
こんにちは。
先日書いた記事を読んだんですね。

わたしは中国語(簡体字)初心者なのですが、台湾は繁体字ですよね?発音も微妙に違うと聞いたのですが違いに気づけないまま覚えてしまわないように台湾の歌とかドラマは、やめておいたほうが良いのでしょうか?
ズバリ!
「どちらでもいい!」です。
台湾に興味があればどんどん見て聞いても問題ないし、興味がなければスルーしても構いません。いい歌が多いので1度聞いてみるといいですよ。
これは視点を変えて日本語を勉強している外国人を考えるとわかりやすいです。
例えば「日本語初心者なので明石家さんまのテレビ番組は関西弁なので見ない方がいいですか?」と聞かれてノーと答えないはずです。「興味があれば見ていいんじゃないの」と答えるはず。「でもテキストの勉強はちゃんとやってね」というと思います。

私が中国語(簡体字)を勉強しているのはテキストが簡体字なのが理由なだけで、特に中国とか台湾とかを意識してませんが・・・もしよかったら、教えてくださるとうれしいです。
この質問はなんとなく中国語で会話ができるようになるとすぐにわかります。「違いもあるけど気にしなくていい」ということが。
最初に勉強するときに気にしなくてはいけないのは基礎部分です。では基礎部分とは何かというと「中国語検定3級程度の内容」です。試験は大事ではなくレベルの提示でわかりやすく書いているだけです。
この内容は大学の第二外国語では2年間掛けて勉強します。しかしこのサイトでは3~6カ月を目標に駆け抜けてもらうことを提案しています。
駆け抜けたあとは景色が違って見えるので、この質問もまた違う内容になるはずです。
数年勉強していて初心者を脱しない人も多くいます。基礎を数年掛けて何回も同じことを繰り返している人です。中国語教室に通っている場合は、教室側からすると有難いお客さんになっています。
早く基礎を固めてネイティブと話し出すと中国語の勉強が楽しくなるはずです。そこから深く知りたい分野に対して例えば台湾の発音に特化したり、北京のR化発音を真似したりするといいでしょう。もちろん同時並行でもいいですが基礎部分は結局大事なので勉強することになります。
楽しい時間は長い方がいいです。ということは中国語の基礎は早く勉強してその後の人生の楽しい時間を増やした方がいいんです。
「中国語を話せる人生の時間の長さを長くしてみてください」
今回の質問の回答はこれがピッタリしっくりきました。
これから3カ月後を目標に基礎の勉強のスケジュールを立てることをおすすめします。