中国語の勉強も理論よりまず体感
理論よりまず体感という話をします。
難しく考え過ぎないのがコツです。
理論が全く必要なくゼロでいいというわけではありません。ある程度は必要です。
このある程度の目安として中国語検定3級や快速マスター中国語のテキストがあります。この目安のレベルは中国語を友達と楽しく話せるようになることです。
ここからさらに理論に突入する人がいます。
今まででも質問で多いのが「了」の用法です。
この「了」の研究を一生続けたいというのなら話は別ですがこのサイトやメルマガではこの「了」の研究は取り扱っていません。
これを深堀りしていたら時間がいくらあっても足りません。
この「了」の研究を一生続けたいというのなら話は別ですがこのサイトではこの研究は取り扱っていません。
中国語の勉強も完璧主義は完璧にならず
深堀りは完璧主義にもつながります。
質問するときに「わたしは完璧主義なので」という言葉を枕詞にする人がいます。
この後に続く言葉は実際には伝えられないのですがこう続くはずです。
「わたしは完璧主義なので、完璧にしたいと思うあまり結局すべてを完璧にできない」
完璧にしようと思うと時間が足りなくなるのは当然の結果です。
あきらめなければ完璧にできるんですが時間という制約のもとで完璧にするのを挫折します。
これは意思が弱いのではなく完璧と時間の計算を最初にしていないから起きる出来事です。
完璧に「了」を把握する時間計算をしてテキストにある他の分野も勉強するとなると膨大な時間が掛かります。
なので「完璧主義なので」という枕詞の人は完璧にできない人が多い傾向にあります。
中国語の勉強も俯瞰は完璧主義防止になる
完璧主義を防ぐために習慣デザイン中国語では速読をおすすめしています。
特殊な速読技術ではなく誰もができる速読方法です。この文章もスクロールして読んでいると思いますがすでにそれが速読です。この速度で中国語テキストもぜひ読んでみてください。
そしてこの速読はテキスト全体を俯瞰する効果もあります。
中国語の体感を自転車に例えてみる
ここから体感の話をしたいと思います。
体感すると言ってもわかるようなわからないような感じの人も多いですよね。なので水泳や自転車に例えて説明することが多いです。今回は自転車に例えていきます。
自転車に乗るときに理論で考えないと思います。体感をしながら自転車に乗れるようになるはずです。
理論とは「自転車の接地面と重力の関係を数値で考えるとこれがこうなるから自転車に乗れる」というようなことです。
こんなことは考えず自転車に乗って最初はコケたりフラフラしながら自転車に乗るはずです。
体で覚えていくのが体感です。
中国語の体感の場合
これが中国語になると「了の用法は」と考えて前に進まない人が出てきます。
発音したり聞いたりして会話しながらコケたりフラフラしたり間違えながら覚えていくのが体感です。
人とコミュニケーションが必要です。なので間違えるのが恥ずかしいと思ったり、人と会話する前に完璧に話せるようになろうと思う人が多いです。
上達を早くしたいのなら間違った方が早く上達します。
すぐに軌道修正できるからです。
自転車に初めて乗るときと同じです。
中国語も体感レベルは重要
自転車に例えたのも実は重要なポイントです。
原付でも400ccでも750ccでもありません。自転車です。
まずは構造が簡単なものに乗れるようになった方がいいんです。
これが基礎になります。
中国語の体感はまず手の届く範囲からマスター
中国語の場合はいきなり750ccに乗るような感じで「ドラマの中国語が聞き取れません」という人が多くいます。
最初に登るのはまず身近にある低い山から始めるのが鉄則です。
いきなり富士山や3000m級の山に登ったら大怪我します。
ちなみに願望は大事なので目指すのはいいと思います。
これも中国語を始めとする語学の勉強によくあることですが、ハイレベルな中国語から取り組んでも怪我しません。怪我しないからこそついつい手を出してしまいます。
中国語の体感は習得の近道
理論はほどほどにして体感してみると中国語の上達は早いです。
そして体感するときはまず手の届く範囲からやるのがコツです。
どんどん体感して間違っていきましょう。